RecoReno 築38年戸建再生記

京都の小さな築38年戸建をフルリノベーションします

The Record of Renovation

減額調整に腕が鳴る その2

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私生活や仕事がバタバタしていてブログを全然更新できていませんが、家づくりはゆっくりと進行中です。

 

最近のあらすじ

元々契約していたGさんの工務店と解約する事になってしまった私達。大急ぎで他社に見積もりを出してもらう事になりました。と言うのも、住宅ローンはすでに始まっていて、現在は家賃との二重払い状態が続いています。工期が延びれば延びるほど家賃分のロスがかさんでいってしまうのです。じっくり吟味している時間は無い!

 

急遽、代打候補に挙がった工務店さんは次の2社になります。

 
K社

結構歴史の古い工務店。Tさん自身はK社との仕事歴は無いけれど、設計士仲間の紹介でチョイスしたみたいです。設計事務所や建築家との仕事が多いらしく、建築事例を見るとどれもスタイリッシュなお家ばかりです。

R社

すぐ近所にある小さな工務店。実はTさんの古巣なので、その点は安心できるところ。内情は知り尽くしている事でしょう。建築事例の大半はTさんが設計した家。最初からここを検討しても良かったのでは。

 

見積り結果に絶望した!

2週間ほどして見積もり結果が出てきました。

  • K社:予算600万円オーバー
  • R社:予算100万円オーバー

ぬわーッ!

減額調整前とは言えこれはキツい。この時点でK社とはサヨウナラ。合い見積もりによる競争効果を期待したのですがダメでした。でも他の方のブログを読むと、もっとエグい例も見受けられます。ほんと家づくりってお金がかかりますね。

 

内訳をザッと見てみると、設備費自体は両社そこまで変わらないものの、施工費、手数料で大きな差があります。工務店の規模によるのかもしれません。R社は少々割引が効いてました。(Tさんの圧力?)

また、材料費が数年前に比べるとかなり高いそうです。震災&東京五輪の影響はよく言われていますが、ここまで差が出るのは予想外でした。ローン金利が安くても建築費は高い。あと消費税も上がってる。難しい時代です。

 

他の工務店を探す時間が惜しいのと、全然知らない会社へ頼むよりいくらか安心できるかな、って事で、R社にターゲットを絞ります。

 

費用を抑える4つの作戦

さぁ、楽しい(?)減額調整のはじまりです。

 

マンションリノベ経験者の先輩も「いかにやりたい事を諦めずに安くできるかが、リノベの醍醐味であり腕の見せ所なんだよ!」と申しておりました。確かに、制限があるからこそ本当に必要なものが見えてくるのかもしれません。

そういう事にしておこう。

 

以前の記事に書いた計画を元に、具体的な減額調整を詰めていきます。

grapetorii.hatenablog.com


さて、減額方法には次のようなパターンが考えられます。

 

1.グレードを下げる

設備や材料を安いものに変えます。例えばフローリング材を安い樹種に変えるとか。値段が安くてもパッと見分からなかったりするので、まずはここを検討することになるでしょう。

2.仕様を変える

開き窓をFIX窓にする、扉付き収納をオープン棚にするなど、使い方自体を見直す方法です。

3.仕様を無くす

一番効くのはコレ。その分ガッカリ度も大きいですが、中途半端に納得いかない形で残すくらいなら、いっそ無かった事にする方が良いのかもしれません。

4.自分でやる

職人さんの工賃は結構高いです。多少失敗しても許せる部分はDIY。逆に味が出ると思えば良いのです。

 

実際にここを削りました

我が家が採用した減額項目です。効果が大きかった順。

  • ロフト取り止め
  • 1F無垢フローリング(アジアンウォールナット)を杉に変更
  • 施主支給
  • 吹き付け断熱材(アイシネン)を他社製品に変更
  • 食洗器を取り止め
  • 2F作業場横の収納を取り止め
  • 各収納扉を既製品に変更
  • 1F寝室、洗面所、トイレのドアを既製品に変更
  • 玄関横の小窓を取り止め
  • 1F寝室、洗面所の扉付収納をオープン棚に変更
  • 階段窓、天窓をFIXに変更
  • 洗濯パン取り止め

 

いくつか項目をピックアップして解説します。

 

ロフト取り止め

材料費はもちろん配線などの付帯工事、照明器具、ハシゴなどがまとめて不要となり、大きく減額効果が出ました。これはやってよかったです。空調の効きも多少良くなって、長い目で見れば光熱費削減も期待できます。

 

施主支給

サンワカンパニーへの発注も全部自分で手配する事で、工務店任せで発生する手数料を0円にできます。その分、後でキッチントラブルなどがあれば自分でサンワカンパニーへ相談しなければなりませんが、サポート対応にも定評があるっぽいのでそんなに心配していません。

www.keiblog.net

その他、照明設備諸々も自分で購入。1つ1つは少額でも、なにせ数が多いのでバカにできないのです。

 

既製品に変更

扉関係は全て造作でしたが、やっぱり高いです。元々、窓枠や巾木はPanasonicの既製品を使う予定だったので、それに合わせる形にしました。

sumai.panasonic.jp

Panasonicのベリティスシリーズ。カラーは「しっくいホワイト」。妥協と言えば妥協ですが、見た目シンプルなので個人的にはアリ。そもそも一番目につく玄関土間の引き戸は古建具だし、まぁ良いかなと。これも全部合わせると結構な減額効果です。
場所によってはオープン棚の方がむしろ使いやすい所もあって、扉自体を無くすのも良い手でした。

 

さらなる減額への挑戦

このような感じで約200万円ほど減りまして。
すごーい!結構余裕出てきたね、よかったよかったーと安心したのもつかの間。ここで大事な事を忘れていた事に気づきます。

 

見積もりには設計管理費用が含まれていませんでした。

 

つまりTさんへ支払うお金です。工務店の見積もりだから、それが含まれていないのは当然なんですけど。Tさんも自分の事なのにすっかり忘れていました。何割かは契約時に支払い済で、残り約140万円ほど。

 

再び「う~ん…」と頭を抱える私達。

 

  • 玄関周り杉板塗装を取り止め→DIY
  • 2Fリビング棚塗装を取り止め→DIY
  • 外構工事を一部取り止め→DIY
  • キッチンシンクの水切り板を取り止め
  • 1F寝室、2Fリビングの引き違い窓のシャッターを取り止め

探せば意外とあるもんです。ダメ押しの約50万円減額。

 

塗装は工務店任せだと各所10万円ほど。結構かかるんですね。壁は難しいけど、木の板を塗るだけなら自分で頑張ってみようかと。
玄関周りの杉板は外からの見栄えに関わるので悩みましたが、幸い北向きなので直射日光が当たらず粗が目立たないだろうという事と、塗料の劣化具合も少しはマシらしいのでDIY決定。最初は不安だった北向きが思わぬところで役に立ちました。

 

その他、一部エアコン設置は後回しにするとか、家具や照明はひとまず今持っているものを使って余裕出たら買い足す作戦で何とか現金を確保。それでも足りない分は、引き渡しまでの約4カ月間で貯金ですね…なんて綱渡りなんだ。

 

(おまけ)
大ナタ振るいの案として「屋根を既存のまま残す」ってのがありました。リノベーションならではの選択肢。100万円くらい浮きます。が、雨漏りとか考えると怖くて却下。築38年の屋根はさすがに信用できませんでした。