RecoReno 築38年戸建再生記

京都の小さな築38年戸建をフルリノベーションします

The Record of Renovation

玄関開けたらフォトスタジオ

登場人物紹介にもある通り、私の妻は写真の仕事をやっております。家族写真やポートレートなど、主に人物を撮影する事が多いです。結婚式や修学旅行などの出張撮影の経験も豊富です。ゆくゆくは自分のスタジオを持つ目標があるようです。

 

そんな事を初期打ち合わせでポロリと話したら、Tさんが間取りプランに落とし込んでくれていました。延床25坪じゃ居住空間だけで一杯一杯だと思っていたので、ちょっとこれにはびっくりです。

土間の間取り

元々は6帖の和室を土間に変更、エントランスとスタジオを兼ねるというものです。玄関の位置も変わりました。過去の間取りはこちら

独立は資金が貯まってからと思っていたけれど、これならすぐに自宅開業できるかもしれません。出店を考えていたエリアのテナント料は高すぎるので、ひとまずノーリスクで始められるのは良いですね。

 

土間全体のプランを解説していきます。

 

カメラマンに優しい床

まず玄関戸は引戸を採用しました。すぐ外が駐車スペースになる為、開き戸だとスペースが確保できないからです。狭い土地は色々と制限があります。

玄関軒下の床から土間まで同じ素材でつながっています。Tさんのファーストプランではサンワカンパニーの板石を敷き詰めるという提案でした。私も妻も、板石の雰囲気はかわいくてとても良いなぁと思いました。

www.sanwacompany.co.jp

 

しかし妻曰く、撮影した写真を後でデジタル修正する際に都合が悪いようです。

パターン床

例えばこういう写真をもっと横長に引き延ばしたいとします。床のパターンがはっきりしているとすごく手間がかかるのが分かると思います。単純に引き延ばすだけでは変になるし、最悪自分で描き加えないといけません。無地床ならサクッと修正できます。

ただ、最近のPhotoshop自動修復ツールが充実してきているので、大体何とかなる気もしますが、少しでも手間の少ない床にしたい気持ちは分かります。

 

で、実用性を考えてモルタルに変更しました。墨を混ぜて黒い土間になる予定。これはこれで京都らしくて好きです。

 

土間収納で距離をかせぐ

アウトドア用品や雨具などを置いておける便利な土間収納、最近よく見ますよね。我が家のプランにも組み込み済ですが、ここにもスタジオならではのひと工夫があります。

土間の間取り

最初の図です。
下側のでっぱりスペースが土間収納で、普段は閉じられています。撮影時はここを開け放して、収納スペース内にカメラを設置します。大した差じゃないと思われるかもしれませんが、距離が空くだけ撮れる構図の幅が広がるんです。

また、開閉ドアの表側は鏡面になっていて、閉じている時は外出時の全身鏡になります。撮影時は被写体のお客さんが髪型や身だしなみをチェックするのに活躍してくれそうです。

 

多目的ホール

撮影が無い時はどうするのかと言うと、妻の作品などを飾るギャラリースペースにしようかなと考えています。椅子と小さなテーブルを置けば、サロン的な使い方もできますね。ご近所さんや観光客(※)の方が気軽に訪れられるような、オープンな空間になると楽しそうです。靴を脱ぐ必要が無い分、ちょっとは敷居が低いのではないでしょうか。

(※)近くに結構大きめの観光施設がある

 

長期外出時は、自転車とかバイクを中に置いておく事もできそうです。(私はこれが一番ありがたかったり)

 

このように「玄関」が複数の役割を持っています。限られた床面積を有効に使った、とても面白いプランだなぁと思います。いやーTさん、匠ですね~。