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RecoReno 築38年戸建再生記

京都の小さな築38年戸建をフルリノベーションします

The Record of Renovation

ハウスメーカーを解約するまでの話

サンタ

いよいよ年末感出てきましたね。

 

今回はI社との解約をめぐっての思い出話を書きます。I社は、当初新築を考えていた頃にお付き合いしていたハウスメーカーです。

 

決断の時

以前の記事で、近所に見つけた条件無し土地をあきらめた事を書きました。その後、I社のRさんとお会いし、予算と今後のスケジュールについて打ち合わせました。Rさんのお話を要約するとこうです。 

  • 正直、今のペースで十分な頭金を貯めるのは厳しい。
  • 借入額を増やすのは、今後の生活を圧迫するのでオススメしない。
  • 改めて、他のエリアを検討してみてはどうか。
  • 無理にI社で建ててくれとは言わない。

 

思えばこの時点でRさんは見切りをつけていた、あるいは私達の決断を促してくれていたのかもしれません。高いエリアで建てたいくせに貯金は無い客なんて、そりゃ付き合うだけ無駄ってもんです。

普通はね、営業の立場からしたら、客の希望エリアや予算を変えさせてでも自社の家を売る方向に持って行くと思うんですよ。でもRさんは私達の意向を尊重してくれて、最終的にはI社でなくても良いから自分達の納得いく家を選んでほしい、とまで言うのです。「Leeさんの年収ならもっと高いローン組めまっせ!」と、初対面で予算UPを勧めてきた某分譲マンションの営業さんとは真逆です。いやこっちが普通なのかもしれません。

 

そして中古戸建を買うと決めた次の日、Rさんへ解約の電話をかけました。Rさんは半ば予想していたような反応で、落ち着いて対応してくれました。もっと引き留められると思っていたので拍子抜けです。

 

予想外の対応

以前預けた仮契約金100万円の返金手続きをする為、I社のモデルハウスがある住宅展示場へ足を運ぶ事になりました。

仕事帰りの夜19:00頃だったでしょうか。久々に訪れたモデルハウスでは、Rさんと、上司Kさんが出迎えてくれました。展示場の営業は18:00で終わりなので他のモデルハウスは閉まっています。夜遅くに申し訳なかったです。

 

I社とは約1年間お付き合いしてきました。この1年間、Rさんに気になる土地を色々調べてもらい、2回も工場見学に行き、入居宅を訪問し、仮の図面を引いてもらい、さらには宿泊体験まで…I社にもそれなりのコストがかかったと思います。

だから正直な話、苦言の1つぐらい受ける覚悟はしていたのですが、意外な事にRさん達は、今後の私達の家づくりを心配してくれている様子でした。それどころか「これからも何かあれば相談してください」と。もう客ではないのに、どうしてそんな親切なの?

 

最後のアドバイ

さらにRさん、リフォーム補助金についての資料をまとめてくれていました。耐震や断熱を考慮した設備に交換する事で、1点につき〇〇万円、というように京都市から補助金を受けられる制度です。住宅ローン減税は対策するつもりでしたが、こっちはよく調べてませんでした。ありがたや。

リフォーム補助金

 

 また、「建築士さんなら考慮してくれているはずだと思いますが」と前置きした上で、大規模リノベーションで気を付けて欲しい点として直下率について教わりました。つくづく、I社の住まいの安全に関する意識の高さには頭が下がります。詳しくはこちらの記事に書いています。

grapetorii.hatenablog.com

 

帰り際、モデルハウスの窓から漏れる灯りを眺めながら、「もうここに来る事も無いんだな…」と少し寂しい気持ちになりました。まるで別れ話をして恋人の家から去るような感じ。Rさん、今までありがとうございました。

 

I社から受け継いだもの

見た目よりもとことん性能にこだわるI社と長く付き合ってきたせいで、私達もすっかり目が肥えてしまいました。良いのか悪いのか分かりませんが。

 

【断熱】

  • 熱の約50%は窓から逃げる。サッシとガラスにはお金をかける。
  • 樹脂の熱伝導率はアルミの1000分の1。断熱的には樹脂サッシ一択。
  • 断熱材選びは慎重に。グラスウールは施工スキル差が出やすいので注意。

【耐震】

  • 建物以前に土地が大事。地盤は要チェック。(※)
  • 地盤に応じて必要な基礎を施工。必要なら地盤改良も。
  • 直下率を考慮した間取りにする。

 ※こちらのサイトで調べられます。標高なども一緒に分かって便利です。

supportmap.jp

 

予算の都合もあるし、そもそも新築でないので完璧は求められないものの、例え住宅設備のグレードを落としてでも性能に関わる点には妥協しない方針です。現在リノベーションプランの真っ最中ですが、あーだこーだ口出しさせてもらってます。Tさん、面倒くさい施主ですんません…

逆に、快適さを犠牲にしても内装の雰囲気にはこだわるぜ!という考えも当然アリだと思います。それができるのもリノベーションの良さです。人の数だけ家もあるって事で、結局は何を優先するかですよね。

 

そうそう、仮契約金の100万円は別れ話の1週間後くらいに全額戻ってきましたよ。早く返金してもらったおかげで物件の手付金を滞りなく支払う事ができました。 いやーどんだけ資金繰りギリギリなんだ!って言うね。